![]() | 2005年07月26日 知り合いに頼まれ、前にデッキの付いた室内用犬小屋を作ります。小形犬用なのでサイズはそれほど大きくないです。 一応2×4工法もどきで作るので、将来の工房建設の練習になったりして…(笑) まずは犬小屋部分。2×2で枠を組みます。 |
![]() | 組みあがりました。前の部分は入口用に材を渡してあります。 |
![]() | 底板を貼ります。 いちばん後ろはバンドソーで四角く切り取ります。縦挽きはフェンスを使って。 |
![]() | 横挽きはマイターゲージを使って。 |
![]() | きれいに切れました。 |
![]() | 底板を貼ったところ。 |
![]() | 次は三角屋根です。 三角屋根の図面をJW−CADで書きます。屋根材の長さと直角三角形に切り取る辺の長さ(写真では切り取る左右の三角形の下の辺の長さ)を図面から読み取り、墨線を引きます。 |
![]() | 墨線どおりに切り出すと、ぴったりと納まりました! JW−CADの図面から寸法を読み取る方法はかなり使えそうです。 |
![]() | 犬小屋の枠が組みあがりました。 |
![]() | 次は外壁を張ります。 1×4材を貼り付けて行きますが、たくさんの枚数に同じ場所に穴位置を罫書かなければければなりません。簡単な治具を作って穴位置を罫書きました。 穴位置罫書き治具の作り方はこちら。 |
![]() | 一面張り終えました。角をドレッサーで面取りしておきます。 |
![]() | 入り口上部のR部分を墨付けします。両端と上の3箇所に釘を打ち、これを基準にしてダンボールで形を作り、墨付けします。手が3本欲しい〜〜 今回は手近にあったダンボールを使いましたが、鋼尺などのもっとしっかりとしたものを定規にしたほうが良いですね。 |
![]() | バンドソーで切り取り。 |
![]() | 3Rの丸面ビットで面取りをして入り口完成。 |
![]() | 次は屋根を張ります。仕上がり寸法より長めに木取りをし、端材で仮止めします。 |
![]() | 三角屋根の留め継ぎ部分の角度切りをします。丸ノコの刃の角度はあらかじめ端材を使い屋根の勾配にぴったりになるように調整しておきます。 |
![]() | ぴったり合わさって、気持ちいい〜〜! |
![]() | 端をワンカットして綺麗にします。 |
![]() | 屋根が付きました。 このあと、横幅が予定より板1枚分(19mm)広い事を発見!置き場所に収まらないかもしれないとの事で、急遽分解して左右9mmづつ詰めました。どうにかうまくいって一安心です。 最初にしっかりとした図面を書いていれば、こんな事はないのでしょうね・・・ |
![]() | 次は前に付ける柵を作ります。四隅を2×2のポストにして柵をホゾ組みで組んでいきます。 柵用の部材は仕上がり寸法を38mm幅にしますが、1mmぐらい大きめに切ってトリマーで仕上がり寸法にそろえます。こうすると丸ノコのナイフマークも消え、綺麗に仕上がります。 幅広に切った部材の木端を0.5mmぐらいパターンビットで削ります。直線切り治具の裏に両面テープを張って材を固定しています。材の幅が狭いので、後ろ側に同じ厚さの板をかませて直線治具の支えにしてます。 |
![]() | 38mmに墨付けしてもう一方の木端を同じようにして削ります。 |
![]() | ランダムアクションサンダーで軽く表面をサンディング。#240ぐらいで。 |
![]() | 木取り終了。 |
![]() | 四隅のポストは6Rの丸面ビットで面取りしておきます。 |
![]() | ホゾを切ります。ホゾ切り用の治具とトリマーを使います。 詳しくはこちらをご覧下さい。 |
![]() | ホゾ切り終了。材料が多く、おまけに蒸し暑くってちょっと疲れました(汗) |
![]() | 次はホゾ穴です。 |
![]() | 仮組みしてよければボンドで接着します。クランプでしっかりと締めます。 |
![]() | 犬小屋の入り口の上に渡る板はちょっとおしゃれに波なみを付けてみました。JW−CADで図面を書いて、原寸でプリント。スティックのりで貼り付けました。 |
![]() | そのままバンドソーで切り出しします。あせらず、ゆっくり切ればかなりいい感じで切れます。 |
![]() | ランダムアクションサンダーで貼り付けた図面を削り取ります。バンドソーで切ったところも少し荒れているので、サンダーのへりを使って綺麗にします。スピンドルサンダーがあれば早く、綺麗に出来るのですが、そんな事は考えない、考えない・・・(笑) |
![]() | 3Rの丸面ビットで面取りします。四隅の2×2に着けてしまうとトリマーがかけられないところが出てくるので、それを考えてトリマーがけ。写真のところは仮組みして面取りしました。 |
![]() | 四隅のポストに接着。ねじれと矩出しには気を付けて。 |
![]() | 柵の形に組み立てます。クランプ総動員。前の空いているところには扉が付きます。 |
![]() | 犬小屋にハートの窓をつけます。JW−CADで原寸の図面を書き、スティックのりで貼り付けました。 |
![]() | ジグソーで切り抜きます。ハートはこのように穴を2つ開け、右と左を別々に切ると綺麗に切れます。あせらず、ゆっくりと。 切り抜いたら3Rの丸面ビットで面取りして仕上げます。 |
![]() | 犬小屋部分完成です。 |
![]() | 前に置く柵の床を張ります。 左右に受けの桟を留め、ここにネジ止めします。 |
![]() | 扉の丁番用の穴を掘ります。10mmストレートビット用の直線治具と十字型ストップ治具で。 |
![]() | 角は丸くなるので、ノミで四角くさらいます。 |
![]() | 丁番の取付けです。あらかじめ丁番を扉に取付けます。センター穴開けドリルで下穴を開けると簡単。 その後、本体に取付けます。丁番に両面テープを張り、本体に貼り付けて位置決めします。これでよければ、穴開けドリルで下穴を開け、ビス止めします。 |
![]() | 完成です。ハートの窓側から見たところ。 |
![]() | 扉を開けたところ。 |
![]() | 実際にワンコちゃんを連れてきていただいたら、柵の間を簡単にくぐってしまいました(汗)これでは役に立たないので、柵の間にもう一本棒を入れることに。 今話題ののほほんさん方式の丸棒作りもやってみましたが、どうもうまくいかないので、体を動かす事に。丸棒削り台を使って、カンナで削りました。 |
![]() | 棒の上下を固定する部品を作ります。7mm厚ぐらいの材を19mm角に切り出し、角を面取りします。両面テープで貼り付けてヤスリで削ると同じ形に削れます。でも、こんな小さい部品は一個ずつ削ってもそんなに変わんなかったかも(笑) |
![]() | 真ん中に10mmの穴を開けます。直角には気を付けて。 |
![]() | こんな感じで付きました。上下はボンドで付けてます。 |
![]() | 今度こそ完成です。後付けの丸棒もそれなりのデザインになったかな? |