パターンビット用の直線切り治具を作ります。
3mm厚の40mm×1000mmのアルミ板を4mm厚の合板に両面テープで貼り付けます。手元にあったので4mm合板を使いましたが、強度を考えると5.5mmがいいかも。
アルミ板の幅は、トリマーのベースプレートの端が飛び出ない幅が必要です。私のトリマーのベースプレートは90mm角なので、12.7mmのパターンビットを使うとして(90−12.7)÷2=38.65mm以上必要です。
30mmぐらいのアルミ版では加工中にベースプレートがカタンと倒れて、アルミ版を削ってしまう事故が起こり得ます。出来れば50mmぐらいの方が安心かも。
合板の端を1mmぐらい飛び出させて両面テープでアルミ板を貼り付けます。パターンビットでワンカット。これは19mm径のパターンビットです。さすがにこのぐらい大きいとちょっと恐ろしいです(^_^;)
ワンカットする時は直線切り治具をクランプでしっかりと作業台に固定してから行ってください。ワンカット中に不用意に動いてしまうとアルミ板にパターンビットの刃が当たって跳ね飛ばされ、思わぬ事故につながりかねません。安全にはくれぐれもご注意ください。
板矧ぎなどで、1mmぐらい正確にカットしたいときはこの治具が便利です。墨線に治具の端をぴったりと合わせてカットすると、正確に、まっすぐにカットできます。
今まではホゾ切にも板矧ぎにも10mmストレートビット用の直線切り治具を使ってましたが、これからは板矧ぎにはパターンビット用の治具が活躍するかもしれません。
左から10mmストレートビット用の直線切り治具、丸ノコ用直線切り治具、パターンビット用の直線切り治具。
2本の端材を削って合わせてみましたが、ぴったりです(^_^)v。段の付いている所が矧いだ場所です。