pbutsu01.jpg(19252 byte)2023年7月13日

お隣さんのオカメインコの「ピー助」が先日旅立ちました。合掌!

写真を飾ってピー助を偲ぶ仏壇を頼まれました。
いつもの様にSketchupで設計しました。
pbutsu02.jpg(19671 byte)折り畳み式です。
下部は引出しにして細かいものを入れます。
pbutsu03.jpg(16657 byte)本体図面。
pbutsu04.jpg(8479 byte)引出し図面。

さあ!これから作っていきますよ!
pbutsu05.jpg(67788 byte)2023年7月17日

まずは本体を作って行きます。

1×6材を切断し、手押しで片面の平面を出した後、木端の矩と直線を出します。
pbutsu06.jpg(63985 byte)自動カンナで厚み決め。この時の厚さはいい加減です。
pbutsu07.jpg(59576 byte)バンドソーに挽き割り治具を取り付け。

半割りした丸棒の先がバンドソーのブレードより3mmぐらい手前に来るようにセットします。
pbutsu08.jpg(67016 byte)引き割る時は材を送る向きを微妙に変えて墨線通りに切断します。

仕上がりの厚さを12mmにするので、挽き割り時の厚みは14mmぐらいにしました。
pbutsu09.jpg(69978 byte)自動カンナで13mmぐらいにしてから板矧ぎしました。
乾燥後、最終厚さの12mmにします。
pbutsu10.jpg(68980 byte)2023年7月29日

本体を作って行きます。

自動カンナで12mmに厚みを揃え、丸ノコで使用寸法にカットします。
pbutsu11.jpg(68517 byte)底板と棚板にはホゾを作ります。
長さは10mm。10mm用ホゾ作り治具を使います。
pbutsu12.jpg(73675 byte)側板にホゾ穴を開けます。深さは8mmぐらいにしました。
6mmのエンドミル、直線切り治具、ストッパー治具を使います。
pbutsu13.jpg(53656 byte)バンドソーでホゾの長さを7mmぐらいに詰めます。
pbutsu14.jpg(53259 byte)仮組みしてみました。いい塩梅です。

北海道も猛暑で外気温は33℃ぐらいになっています。
扉を開けていても工房の天井の温度計は50℃ぐらい。中にいるだけで汗びっしょりです。
無理をせず、本日はここまでにしました。
pbutsu15.jpg(63853 byte)2023年8月3日

連日の30℃越えの猛暑に負けず、木工を。

背板を入れる溝を掘ります。
3mmの4枚刃エンドミルで。
pbutsu16.jpg(77138 byte)側板にも溝を掘ります。
pbutsu17.jpg(61703 byte)加工終了。部材がそろいました。
pbutsu18.jpg(66178 byte)仮組みしてみます。
pbutsu19.jpg(63264 byte)後ろから。いい感じです。
pbutsu20.jpg(59808 byte)側板前面の角は10mmに丸めます。
テンプレートとパターンビットで。
pbutsu21.jpg(66176 byte)いい感じ。
pbutsu22.jpg(79942 byte)水引きしてサンディング。
角を1.5mmの丸面ビットで面取りしました。
pbutsu23.jpg(55141 byte)仮組みしました。
pbutsu24.jpg(49181 byte)後ろから。
pbutsu25.jpg(63774 byte)2023年8月6日

組立てる前に塗装します。
側板の接着する部分は10mmのテープで養生しました。
pbutsu26.jpg(64589 byte)オスモのノーマルクリアをたっぷり塗布し、しばらく置いてからウエスで余分な塗料をふき取りました。
このまま次回まで乾燥させます。
pbutsu27.jpg(60471 byte)2023年8月11日

塗装が乾いたので組立てます。

底板と棚板の間が狭いので、内側にはみ出たボンドをふき取るのに難儀しました。
pbutsu28.jpg(67753 byte)当て板を当ててクランプで締め付けます。
pbutsu29.jpg(64179 byte)2023年8月12日

昨日で本体が出来たので、今日からは引出しを作ります。

部材を切り出したら向こう板は10mm幅を狭くします。
バンドソーで切り取り、自動カンナで仕上げます。
pbutsu30.jpg(54086 byte)引出しの部材が揃いました。

ホゾも作りたかったのですが、暑さには勝てず、今日はここまで。
家に避難しておいしいアイスコーヒを飲みますね!
pbutsu31.jpg(72553 byte)2023年8月13日

お盆は特に出かける予定もないので、木工三昧です(笑)。

ホゾを作ります。10mm用のホゾ作り治具で。
pbutsu32.jpg(62191 byte)ホゾ厚み決め治具で厚みを測り、きつすぎず緩すぎずの厚さにします。
pbutsu33.jpg(70528 byte)底板は3mmの合板を入れます。
3mmの4枚刃エンドミルを使います。切れ味抜群ですよ!
pbutsu34.jpg(64890 byte)ホゾ穴掘り治具をフェンスにして削ります。
pbutsu35.jpg(64704 byte)側板を入れるホゾ穴を掘ります。
6mmの4枚刃エンドミルで。
pbutsu36.jpg(71957 byte)ホゾ穴完成。
pbutsu37.jpg(60791 byte)ホゾ、ホゾ穴の加工終了です。
pbutsu38.jpg(63596 byte)水引き、サンディングをしてから組立てました。
対角線を測り、狂いがない様に締め付けます。
pbutsu39.jpg(64326 byte)オスモのノーマルクリアで塗装。
pbutsu40.jpg(54958 byte)つまみを取り付けました。
pbutsu41.jpg(57414 byte)引出し完成。
pbutsu42.jpg(45763 byte)本体に入れてみました。
きつすぎず、ガタつかず、いい感じに仕上がりました。
pbutsu43.jpg(60820 byte)2023年8月19日

本体、引き出しと完成したので、最後は今作品のキモ、写真立てを作って行きます。

まずは板矧ぎ。
pbutsu44.jpg(51503 byte)自動カンナで12mm厚にそろえ、サイズに切り出しました。
pbutsu45.jpg(59153 byte)写真入れの上部は引出して写真を出し入れできる様にします。
幅5mmで相欠きにします。
pbutsu46.jpg(56479 byte)左右の材の角をノミで四角く削って完成。
pbutsu47.jpg(56537 byte)こんな感じで重なります。
pbutsu48.jpg(55338 byte)写真を入れる枠部分を削ります。
幅5mm、深さ2mmぐらいです。
pbutsu49.jpg(45800 byte)いい感じ。
pbutsu50.jpg(71852 byte)木工ボンドで背板に貼り付けます。
はがれない様に当て板をしてクランプで締め付けます。
pbutsu51.jpg(49152 byte)少し大きめに作ったので、本体の幅、高さに合わせてカットすれば写真立ては完成です。
pbutsu52.jpg(55967 byte)いい感じでおさまりました。
pbutsu53.jpg(53568 byte)丁番で取り付け、使う時はこんな感じで開きます。
pbutsu54.jpg(48567 byte)実際に写真を入れてみました。いいんでない!

今日はここまで。
水引きして乾燥後にサンディング。オスモのノーマルクリアで塗装します。
pbutsu55.jpg(41993 byte)2023年8月24日

北海道も連日猛暑が続いています。
昨日、札幌では観測史上最高温度の36.3℃を観測。今日も朝から日差しが刺さって来ます。
暑さに負けず、今日で完成させますよ!

引出しのストッパーを取り付けます。高さがないのでラチェットドライバーが活躍。
pbutsu56.jpg(52054 byte)左右2カ所に取り付けました。
pbutsu57.jpg(53752 byte)いい感じ。
pbutsu58.jpg(52827 byte)写真立てを丁番で取り付け。
このままでは開くと後ろにひっくり返ってしまうので、ストッパーを取り付けます。
pbutsu59.jpg(67543 byte)ストッパーは微妙に角度を付けたいので、ほんの少し削ります。
スペーサーを取り付けて…
pbutsu60.jpg(67885 byte)手押しカンナで削ります。
pbutsu61.jpg(54668 byte)何度か現物合わせで角度を調整後に取り付け。
pbutsu62.jpg(46531 byte)こんな感じで付きました。
pbutsu63.jpg(56850 byte)開いたところ。いいんでない!
pbutsu64.jpg(47321 byte)完成です!

思ったよりいい感じの仕上がりになり、大満足です。
久しぶりの木工、楽しめました。
pbutsu65.jpg(62087 byte)2023年8月26日

お隣さんが写真を送ってくれました。
ピー助も幸せそうですね(笑)。

写真クリックで大きくなります。
pbutsu66.jpg(58973 byte)小物もちょうど収まった様です。