〇手回し焙煎機(アルミカバー付き)による焙煎(生豆60g程度) ・やけど防止で軍手をして作業をする。 ・ガスを超弱火にする(遠赤ネットが赤くならない程度)。1秒に2回転ぐらいの速さで焙煎機を回す。 ・最初は対流熱でゆっくりと豆に火を入れて豆の水分を抜いていく。ここが非常に重要。水抜きが不充分だとエグみが出る。 ・水抜きは10分かける。この間は豆の色は変わらず。 ・3分、遠赤ネットがほんのり赤くなるまで少し火を強める。 ・5分、チャフが出る。 ・豆はまだ青いが、生臭いにおいがなくなれば水抜きはほぼ終了。 ・10分、回している豆の音が軽くなる。完全に水が抜けた合図。 ・ここから豆を焼いていく。少しだけ火力を上げる。(ネットが丸く赤くなる程度) ・この段階で化学反応が起こり始めてコーヒーの甘さや香りを形成していく。 ・1〜2分後、黄色く色付いて来て焙煎香が上がってくる。 ・13分、色目を見て薄い様なら火を少し強める。1ハゼの目標は15分。 ・1ハゼ13分:フルーティ、15分:飲みやすい、17分:ナッティな味わい。 ・15分、1ハゼ開始。1ハゼが15分で来なければもう少し火力を上げる。 ・1ハゼが始まったら少し間隔を置いてポツポツとハゼる様に火力を強弱する。1ハゼは1〜2分くらい続く。 ・ここからはなるべく火力をいじらない。1ハゼに続いてすぐに2ハゼが来る様なら火力が強すぎるのでほんの少し火力を弱くする。 ・1ハゼ終了から1〜2分後、2ハゼ開始。来なければ少し火を強める。(焙煎開始から17〜21分) ・2ハゼ途中で深煎り。 ・2ハゼのピークが過ぎたあたりで深煎り+。 ・2ハゼほぼ終了で超深煎り。ガスから外し、投入口を開けて色目を確認。全体に油が出て艶があれば煎り上がり。焙煎が浅ければ再度ガスにかける。 ・ザルに上げてうちわであおいで急冷する。 ・焙煎してすぐは内部のガスが抜けきれていないため、ぼやけた味になる。蓋をせずに2〜3日置いてから飲むと味わいのはっきりしたコーヒーになる。