![]() | 2009年3月3日 頼まれ物の、室内用ベンチを作ります。 長さが1250mmもあるので、座板を25〜30mm厚ぐらいにして、全体的にしっかりとした作りにしようと思います。 足を35mm角ぐらいで荒木取りしてみたのですが、どうにも細すぎのような気がしてきました。45〜50mm角ぐらいが取れる様に板を貼り付けました。 |
![]() | 貼り付けた板のはみ出た所を手押しで平面出しして、もう1枚の板を張り付け。これで55mm角ぐらいは取れます。 |
![]() | 座板は2×4材を30mm厚ぐらいに削りました。 1面を手押しで平面出しして、自動で分決め。 工房が狭いので、1300mmぐらいも長さがある材を削る時は自動を移動させながら削ります。 最初は自動を右側にして材を入れます。 |
![]() | 材が右に送られて行くのに合わせて自動を徐々に左に移動。最後は自動が左端まで動いてます。 狭い工房、こんな事やってるのも楽しいですよ! |
![]() | こんなに長いと小さな手押しでは矧ぎ面の平面がなかなか出せません。手押しをかけた後にトリマーでひと削りします。 削るのはほんの0.5〜1mmぐらいですよ。それ以上削ると運が悪いとむしれが出て大変なことになります(今日やってしまいました・・・) |
![]() | 座板の板矧ぎ。今日はここまでで時間切れです。 今日はひな祭り。記事を書きながら、もうすでにいい気分ですよ〜〜! |
![]() | 2009年3月8日 今日は夕方ちょこっとだけ出来ました。 材がはみ出たところはバンドソーで落としました。これがいちばん安全です。 |
![]() | 手押しで基準面を作り、矩を出しました。 その後、自動で削って丁度いい寸法にします。 |
![]() | 自動である程度削って、4本を並べてみると、全く矩が出ていません(汗) 手押しのフェンスを調整して、再度削り直しました。 これからは手押しで削る前に、必ずフェンスの直角を確認する必要がありますね。 |
![]() | そんな事があったので、当初は45〜50mm角ぐらいにしようと考えていましたが、実際に出来上がってみると43mm角ぐらいになってしまいました。ちょっと細いかな・・・ |
![]() | 天板は厚さを見ながら削っていき、結局25mm厚にしました。削る前よりかなり軽くなり、これなら出来上がった後の扱いも楽でしょう。 足を仮に置いてみましたが、思ったほど細くもないかな・・・ |
![]() | 2009年3月11日 のほほんさんのを参考に、ウッドクランプを作りました。 これで材を固定して、自動で幅決めです。 顔があればガンダム? |
![]() | ホゾ切り治具で20mmのホゾを切ります。 |
![]() | 肩口はこの様に。手前に材を敷いて安定させています。 |
![]() | 四方胴付きホゾ完成。まずまずきれいでしょ? |
![]() | 次は足にホゾ穴掘り。ホゾ穴掘り治具と10mmストレートビットで。 |
![]() | ホゾが長すぎて干渉することが判明。ホゾ穴は16mm深さにしました。これに合わせてホゾも15mmに詰めました。 バンドソーでフェンスを使えば安全、確実です。 |
![]() | 角をノミでさらって角穴に。 ノミを使うのも楽しくなってきました(^_^) |
![]() | ホゾ、ホゾ穴完成。 |
![]() | 仮組みしてみました。 側貫には中貫を入れる予定です。 |
![]() | 2009年3月17日 今日は大変暖かく、4月下旬の気温だったとか。最高気温は10℃近かったのでは? 工房の中も20℃近くまで上昇。暖房なしでの快適作業でした。 長い方の幕板には天板受けの材を2本入れます。 幕板に天板受けの材を入れるホゾ穴掘り。ホゾ穴掘り治具をフェンスにして掘りました。この後ノミで四角に整形。 |
![]() | 全てのホゾ、ホゾ穴が完成。面取りして水引きしました。 乾燥後、オービタルサンダーでサンダーがけ。サンドペーパーは#180。その後、材を家の中に持ち込み2度目の水引きをしました。 今日はこれまで。 |
![]() | 2009年3月25日 2度目の仕上げサンディングです。 #180、#240、#400と順番にサンドペーパーの番手を上げてサンディングしました。小さな部材はサンディングブロック、大きなものはオービタルサンダーで。 何度もペーパーをかけるのは手間がかかりますが、いきなり#400などでやってもきれいに仕上がりません。急がば回れですね。おかげでつるつるぴかぴかに仕上がりました(^_^)v |
![]() | いよいよ組み立て開始。 |
![]() | 2009年3月29日 本体を組み立て時に締め付けるのに、こんなものを使ってみました。「ラチェット式荷締めベルト」と言うもので、トラックなどに荷物を積んだ時にしっかりと締め付ける道具です。 |
![]() | ベンチの足にぐるっと回してグイグイ締め付け。よく締まります。 今回は足をRの大きな面取りをしていたので、ベルトで締め付けても角がダレる事はなくうまく締め付けることが出来ました。いろんな場面でも使える様に、角の当て板を作っておくといいですね。 |
![]() | 金具部分のアップ。この金具を閉じたり開いたりして、締め付けて行きます。 |
![]() | ガタつきもほとんどなく、まずまずの仕上がりです。 |
![]() | 次は座板。角を25mmRに丸めます。 角を丸ノコでワンカット後、パターンビットで習い加工しました。 |
![]() | 6mmの丸面ビットで面取り。 |
![]() | 1度目の水引き。 水引き後、#180のサンドペーパーでサンディング。 |
![]() | 隅木に下穴を開けてます。2枚重ねると開けやすいです。 |
![]() | 隅木の取付け。 |
![]() | 2度目の水引き。 水引き後、#180、#240、#400とサンドペーパーの番手を上げて研磨して行きます。 木口、木端はサンディングブロックで。面取りした所は3つに畳んだサンドペーパーで磨きます。 サンドペーパーでの仕上げをいかに丁寧にするかで作品の仕上がりが全く違ってくるので、時間をかけて丁寧に磨きました。 |
![]() | 塗装開始。 座板と本体を別々に塗装します。いつものしゃぶしゃぶウレタンニスで。 一晩乾燥後、#320ぐらいのサンドペーパーで軽くなでてから2度目の塗装をする予定。 今日はここまでです。 |
![]() | 2009年4月4日 座板をビスで留めて完成です。 |
![]() | 足元のアップ。 下の貫を中貫にしたので、足元に余裕があって、足をぶつけることはないでしょう。 |