![]() | 2018年11月27日 今使っているクローゼットが傷んできたので新しく作る事にしました。 今までにない超大物。おまけに季節は冬に向かい、雪も降ってきます。さてさて、うまく作れるのでしょうか・・・ 全体と中の様子。 図面クリックで大きくなります。 |
![]() | 扉と側板。かまち組みで作ります。 図面クリックで大きくなります。 |
![]() | 三面図。 図面クリックで大きくなります。 |
![]() | まずは扉と側板の縦框の材を木取りします。 長すぎて手押しをかけられないので、自動カンナだけで木作りします。 ねじれや反りができるだけ少ない材を4本選別。自動カンナで両面を削り、板厚を18mmぐらいにしました。 |
![]() | 1900mmの丸ノコ直線切り治具で両耳を落とします。これで木端の直線はほぼ出ているはずです。 今日は最高気温が14℃ぐらいまで上がり、小春日和のポカポカ陽気。先日降った雪も解けて屋外作業が楽しく出来ました。 |
![]() | 2018年12月3日 今日も10℃超えで小春日和。屋外作業には絶好の暖かさです。もたもたしているとまた雪が降ってくるので急いで木作りしました。 前回両耳を落とした1×6材をセンターで切断。両面テープで貼り付けてひとかたまりにしました。 |
![]() | 自動カンナで矩出しと直線出しをました。 矩は出ましたが直線はまあまあかな。 |
![]() | 2018年12月8日 前回作業から5日間しか経っていませんが、外はすっかり雪が積り最高気温はマイナス5℃。寒暖差が激しく、体がついて行けません(汗)。 今日は朝から工房にこもり、クローゼットの框材を作りました。 1×6材をバンドソーで半割り。手押しと自動カンナで仕上げました。 バンドソーのテーブルと作業台の高さは揃えてあります。長い材は作業台で受ければ作業はらくらくです。 |
![]() | 今日の成果。 |
![]() | 2018年12月9日 今日も真冬日。寒さに負けず、昨日の続きを。 最初にホゾ穴を掘ります。 材を揃えてスコヤで一気に墨線を引いてみました。一本ずつやると間違えやすいので、この方法が良さそうです。 |
![]() | ホゾ穴掘り治具と6mmのエンドミルでホゾ穴掘り。 材の表と裏両側から掘り、材のセンターにホゾ穴が来る様にしました。 |
![]() | ホゾ穴完成。 幅は7mmぐらい、深さは16mmにしました。 |
![]() | 2018年12月17日 前回でホゾ穴が完成したので、今日はホゾを作ります。 罫引きで15mmに罫書きます。 |
![]() | ホゾ穴掘り治具と18mmのストレートビットでホゾ作り。 材の向こう側には当て板を当ててむしれ防止に。 |
![]() | 実際にホゾ穴に入れて、ゆるからず、きつからずの厚さにしました。 |
![]() | 肩口はこの様に当て板を当てて削ります。 |
![]() | 当て板を前後してトリマーが直角に材に当たる様にします。 |
![]() | ホゾ、完成。 |
![]() | いつもはホゾ穴をノミで削ってい四角くするのですが、今回は手抜きでホゾを丸める事にしました。 ヤスリで削ってそれらしい形に。 |
![]() | 棚板を組み立てました。 一度しっかり締め付けたらクランプを外して乾燥しました。ホゾがきっちりしていれば、このやり方で歪みなく仕上がると思います。 対角線の寸法を測り、矩には気をつけました。 |
![]() | 2018年12月21日 側板と扉の框材に鏡板を入れる溝を掘ります。 まずは仮組み。 |
![]() | 表面になる側に印を付けます。こちら側が溝を掘るときの基準面となります。 |
![]() | 溝掘り治具で材を挟んで溝掘り。ビットは6mmのエンドミル。深さ5.5mmぐらいにしました。 |
![]() | 縦框にも溝掘り。長いです。 |
![]() | ホゾと溝はこんな感じ。 |
![]() | 次は鏡板を作ります。 側板は簡単にシナベニヤを使う事にしました。扉のみ見栄え良く1×材で作ります。 木作りした1×6材をバンドソーで挽割り。 |
![]() | 自動カンナで仕上げました。 |
![]() | 全部で18枚。たくさんありますね。 |
![]() | 2018年12月23日 鏡板を板矧ぎします。薄いので上に乗せたクランプで押さえながら軽く締め付けました。 |
![]() | 框材を水挽きしてサンディング。細いので面がダレない様に2枚まとめてサンディングしました。 |
![]() | 仮組みして鏡板が入る部分のみ糸面取り。1.5mmの丸面ビットで。 |
![]() | 鏡板も水挽きしてサンディング。 |
![]() | 2018年12月24日 昨日までは暖かったのですが、今日はさらっと雪も降り、気温は氷点下。いきなり冬モードに突入です。 寒さに負けず、木工に励みますよ! 5.5mmシナベニヤのサブロク版から鏡板を切り出します。こんな大物は屋外での作業。カーポートで大まかなサイズに切断します。 幸い天気はよかったので気持ちのいい作業になりました。 |
![]() | 大まかに切断したベニヤを工房で寸法決め。 |
![]() | とりあえず仮組みしてみました。 これは側板。鏡板はベニヤ板を入れます。 |
![]() | アップ。 |
![]() | こちらは扉。鏡板は1×材を入れました。 |
![]() | 節があってやっぱり表情がいいですね。 |
![]() | 仮組みを分解し、鏡板を塗装しました。オスモのノーマルクリアーです。 寒くてオスモの伸びが悪く、少し時間がかかりました。 |
![]() | 2018年12月30日 今年最後の木工。怪我をしないように慎重な作業を。 天板、棚板、底板は框材にベニヤを貼り付ける構造です。 ベニヤは縦横5mmぐらい大きめに寸法取りしています。貼り付けてからトリマーで削って面一にします。 |
![]() | ボンドで接着したら裏返して作業台に締め付けます。これならベニヤがきれいに貼り付けられます。 クランプ総動員で締め付けます。 |
![]() | 2018年12月31日 大掃除も終わり、大晦日って案外やることないですね(笑)。 という事で、時間があったので本当に今年最後の木工です。 棚板は2〜3mm飛び出ています。 |
![]() | 18mmのパターンビットでさらいます。 |
![]() | 端もむしれる事なくきれいに面一になりました。この後サンダーがけして仕上げます。 |
![]() | 側板と扉も組み立て。大物で取り回しに苦労しました。 |
![]() | 今回はホゾ穴にボンドを塗ってみました。 ホゾにボンドを塗ると締め付けた時にボンドが外に出て来ますが、この方法だと殆ど出ません。これ、いいかも。 |
![]() | 大物4枚完成。 皆さん、良いお年をお迎えください。 |
![]() | 2019年1月3日 天板、棚板、底板は角材で受け、ビス止めします。 ボール盤で角材に下穴を開けます。 |
![]() | 鋼尺で位置決めをしてビス止めしました。 次回からいよいよ組み立てに入れそうです。 |
![]() | 2019年1月5日 さあ、組み立てますよ! 大きくて工房ではどうにもならないので、室内で組み立てます。 壁を相棒にして仮組みし、とりあえず両端2本でビス止めします。 |
![]() | 形になったら横にして全てビス止め。最近はスリムビスをよく使っていますが、今回はしっかりと固定したかったのでコーススレッドにしました。 2.8mmのドリルで下穴を開けてからコーススレッドで止めました。 |
![]() | 扉の取付けにはスライド丁番を使います。 |
![]() | 直径35mmのボアビットで穴開け。 |
![]() | いい感じ。 |
![]() | 扉は上に乗せ、いい位置に調整したらスライド丁番を仮止めします。 左は取付け済み。右は取付け中。クローゼットの中に入り、扉の下に潜り込んでの作業です。 |
![]() | 開け閉めしていい様なら全てのビスを止めます。 扉のセンターの隙間などを簡単に調整できるので、スライド丁番は便利ですね。 |
![]() | つまみも取付け。 |
![]() | もう一息で完成ですが、マグネットキャッチが足りなかったので今日はここまで。 横にしたままでは今晩寝る場所がないので、居間に避難させました(笑)。 |
![]() | 2019年1月6日 今日で完成させますよ! 背板を貼付けます。 背板で強度を出す構造なので、厚めの5.5mmシナベニアを多めのビスでしっかり止めました。 |
![]() | ハンガーをかけるパイプを切断します。切断にはディスクグラインダーを使います。火花が目に入ると危険なので、安全メガネは必須アイテム。 |
![]() | クランプと端材ではさみ、端材の木口を定規にして切断しました。 |
![]() | 金具を使って取り付けました。長さぴったり! |
![]() | マグネットキャッチも取付けて完成です! |
![]() | 扉を閉め、センターの隙間がいい塩梅になる様にスライド丁番で調整しました。簡単に調整できて便利ですね。 |
![]() | 地震で倒れて来ない様に金具で壁に固定しました。 |
![]() | 設置終了。 以前は黒いクローゼットでしたが、部屋が明るくなりました。 右の隙間には1×6材を置いています。 ニッチスペースは重要ですよね(笑)。 |