![]() | 2015年3月15日 お友達からちょっと背の高いハンガーラックを頼まれました。 棚板は箱形ではなく、厚さが板1枚のイメージでとの事。かまち組みの棚板にして、本体とは15mmのホゾで止め、全体の強度を出す様にしました。 図面です。クリックで大きくなります。 |
![]() | 棚板のかまち組みの材とフック掛けの材は幅が狭いのでバンドソーで切断。仕上がり寸法プラス10mmぐらいの幅で。 |
![]() | 手押しで基準面を出して今日は終了。 だいぶん暖かくなり、春はすぐそこまで来ています。 |
![]() | 2015年3月17日 側板ははしご状に。支柱は荒木取りの長さが1655mm。工房から飛び出してどうにか手押しをかけました。 |
![]() | 次は自動で厚さを決めます。工房の長さを端から端まで使ってギリギリ。材を斜めに入れてようやく自動にかかりました(汗) |
![]() | 削りながら自動カンナをヨッコラヨッコラ動かして、最後はこのポジション。4本削るのに1時間ぐらいかかりました。 |
![]() | たっぷりのカンナ屑。工房が狭いので壁に当ってたまります。飛び散らなくってグッド!(負け惜しみです) |
![]() | 目標は32mm。いいんでない。 |
![]() | 荒木取り終了。 自動をかける時に作業台を持ち上げて動かしたのですが、腰に負担がかかった様でちょっと腰痛気味。アルコールで温めて、早目に寝ます(笑) |
![]() | 2015年3月18日 昨日痛めた腰がちょっと痛いですが、無理せずに続きを。 ホゾを作ります。 今回のホゾは全て15mm。15mm用のホゾ作り治具で。 向こう側には当て板を当てて、むしれを防ぎます。 |
![]() | 肩口は端材をガイドにして削ります。 しっかりと矩の出た端材をガイドにします。 |
![]() | ホゾ作り治具のヘリで材とガイドの木口を揃えて、そのまま左手でしっかりと押さえます。 |
![]() | ガイドに沿って削っていきます。 |
![]() | 綺麗に削れました。 |
![]() | 今回はホゾの厚さが3種類あります。上から10mm、4mm、10mm、19mm。全て長さが15mmなので、同じ治具でサクサクと削れました。 肩口もきれいでしょ! |
![]() | 次にホゾ穴用の墨付けをします。支柱は4本揃えてクランプで固定し、一気に墨線を引きます。スコヤが便利。 |
![]() | 基準の墨線を引いたら現物合わせでもう片方の墨線を引きます。これ、一番確実です。 本日ここまで。最高気温は7℃。温かい1日でした。春間近です。 |
![]() | 2015年3月20日 ホゾ穴掘り治具を使い、ホゾ穴掘り。右は19mm、左は10mm。どちらも深さは15mmです。 |
![]() | 棚板のかまちのホゾはセンターからずらしました。ホゾの厚さは4mmにして、棚板上部に5.5mmのシナベニヤを埋め込む予定です。 |
![]() | 今日の成果。午前中には終わらず、ほぼ1日工房にこもりっきり。天気もあまり良くなかったので、木工に集中しました。 |
![]() | 水挽きして室内で乾燥中。廊下にずらっと並んでいます。 |
![]() | 2015年3月24日 昨日までの春の陽気はどこへやら。一転して今日は雪模様。風も冷たく、冬が戻って来ました。春はもう少し先かな。 今日は午後からちょっとだけ時間が取れたので、ホゾ穴の角をノミで削りました。 |
![]() | ホゾとホゾ穴。いい感じです。 |
![]() | 入れてみました。ピタリと決まってますね! |
![]() | 仮組みしてみました。 |
![]() | 本日の成果。 調子良く削っていましたが、後半はノミが切れなくなり、手こずりました。またノミ砥ぎしないと・・・ |
![]() | 2015年3月26日 気温はプラス10℃を上回り、すっかり春の陽気。札幌は今日で積雪ゼロ宣言が出ました。 午後からちょっとだけ木工。 ホゾ穴の角をノミで削りました。 |
![]() | 段差もなくいい感じ。 |
![]() | 水引きサンディング後、棚板の組み立て。対角線の寸法を測って矩を確認しました。 |
![]() | 2015年3月29日 今日もすっかり春の陽気。工房の温度計は25℃まで上がっています。入り口の扉全開で木工です。 柱と桟をサンディング。 |
![]() | 仮組みして6mmRの丸面ビットで面取り。 |
![]() | 細い桟は18mm厚で組み立てると面取りできないので、単体で面取り。 |
![]() | 側板を組み立てました。 矩には気を付けて。 |
![]() | 2015年4月5日 柱に棚板を入れるホゾ穴を掘ります。 10mmのストレートビット、直線切り治具、十字型ストップ治具で。 |
![]() | 深さは15mm。数回に分けて掘りました。 この後、棚板を当て、現物合わせでホゾ穴の角をノミで仕上げました。 |
![]() | 仮組みしてみました。長さ15mmのホゾで、棚板が3枚。仮組みでもけっこうしっかりしています。ボンドをつけるとガッチリ組めそうです。 組んでみると大きくて取り回しが大変でした。本番ではなにかうまい方法を考えた方がいいかも。 |
![]() | 2015年4月8日 昨日までは春の陽気でしたが、今朝は冬に逆戻り。さらっとですが雪が降りました。 工房は春仕様で暖房は片付け、フリースとジャンバーの2枚重ねからジャンバーのみにしたところ。ブルブル震えながらの作業となりました。 棚板は枠を組んで5.5mmのシナベニヤを入れる形。シナベニヤを入れる段欠きを作ります。 鋼尺で墨付け。 |
![]() | クランプで固定できないので、両面テープで直線切り治具を貼り付けます。 治具を受ける為、材と同じ厚さの端材を手前に置いてあります。 |
![]() | 19mmのストレートビットで直線切り治具と十字型ストップ治具を使って削ります。 |
![]() | 4辺削って行きます。 |
![]() | 5.5mmのシナベニヤを当ててみました。段差なし。ぴったり収まりそうです。 |
![]() | 2015年4月11日 トリマーで削った角をノミで四角く削ります。 カッターで罫書くのですが、鋼尺の当て方を工夫しました。 スコヤの厚みのある方を切り欠きのヘリに当てます。 |
![]() | スコヤをガイドにして鋼尺を当てればずれることなく罫書けます。 |
![]() | シナベニヤを入れ、端材を当ててありったけのクランプで締め付けました。 |
![]() | 棚板完成。 |
![]() | シナベニヤは慎重に切ったのですが、角にほんの少し隙間が開いてしまいました。これで良しとしましょう。 |
![]() | 丸棒を入れる穴を開けます。 組み立てる前に開ければボール盤を使えたのですが、今回はドリルガイドで。 深さは10mmにしました。 |
![]() | 最後の仮組み。 丸棒も入りました。 次回は組立てます。 |
![]() | 2015年4月14日 さ〜て、いよいよ組立てます! まずはクランプの準備。短いので、600mmと1000mmの水道管をジョイントで結合。これを6組作りました。ポニークランプ総動員です。 |
![]() | 工房内ではクランプをかけるスペースがないので、今回は屋外で組立てます。 いつかはしっかりした作業台の天板にしようと思い保存してあった厚みのある合板。組み立て用の台にピッタリです。 |
![]() | 足に棚板を入れていきます。丸棒も忘れずに。 丸棒は組んだ後では両端が塗装できないので、あらかじめ塗装してあります。 |
![]() | 足を乗せます。 |
![]() | 慎重に立て、クランプで締め付けます。 クランプは重量のバランス良く配置しました。 |
![]() | 矩には気をつけましたが、試しにクランプを全て外してみると、全体が斜めになっています。押し付け、修正しました。 クランプで締め付けた後、一度外して矩を見たほうがいい様ですね。 |
![]() | 2015年4月22日 昨日までは最高気温が一桁でしたが、今日は18℃ぐらいまで上がりました。あったかい〜んだから!(もう、ちょっと古い?) ぽかぽか陽気の中、外で塗装します。大きくて工房内では動くスペースが取れませんでした(汗) |
![]() | 塗料はオスモのパイン。 全体を塗ってから拭き取りましたが、塗るのに30分以上かかったので、塗料が乾き気味で拭き取るのがちょっと重たかった。塗りながらちょこちょこ拭き取ったほうが良かったです。 今回もちょっとムラになったところがありますね・・・。着色する時は最後のサンディングをかなり丁寧にしないとダメですね。 しばらく乾燥させ、最終チェックして完成とします。 |
![]() | 2015年4月26日 最後に軽くサンディングして完成。 いつもはオスモのノーマルクリア仕上げですが、パインで着色もいいですね。 早速お友達の家へ届けてきました。 |