![]() | 2007年1月1日 元旦から工房にこもってました(汗)今年も木工三昧の年になりそうです。 今回10mmの丸棒が必要になり、細めの丸棒を削る治具を作ってみました。 Router Magicに載っていたトリマーを使った治具を参考にしました。 適当な合板にトリマーのベースをビスで取付けます。 |
![]() | 今回の治具の心臓部。上の丸穴部分にトリマーを付けて削ります。 手前の穴から角材を回しながら入れ・・・ |
![]() | 反対側の穴から丸棒が出てきます。 今回は10mmの丸棒を作るので、出口側の穴は10mm。入り口側の穴は15mmで開けました。10mmの丸棒を作るので、材料となる角材は11mm角位に削っておきます。そうすると、角材の対角線は11×1.41=15.5mm。角材が入り口の穴にぴたりと入り、材が暴れずに送ることが出来ます。 他の径の丸棒も、同じように計算して穴を開けるといいです。 |
![]() | 上から見たところ。途中まで15mm、途中からは10mmです。2つの穴のセンターはピタリと合っている必要があります。 |
![]() | 合板に取付けて治具の完成です。クランプで押さえるので、左右に同じ厚さの材を固定してあります。真ん中の心臓部を取り替えると、いろんな大きさの穴を開けられます。 |
![]() | ビットはこれ。コアボックスビットです。 今回はコアボックスビットを使いましたが、ストレートビットかディッシュビットのような底が平らなビットのほうがうまくいくかもしれません。いろいろ試してみてください。 |
![]() | 作業台にクランプで固定して準備完了。下に1×材をかませて高さ調節してあります。 |
![]() | 材を11mm弱くらいに削ったら、両端をこの様に削っておきます。片側はドリルドライバーで咥えられる様に、もう片側は、先が治具にうまく入って行く様にです。今回はバンドソーで材の幅を揃えたので、そのままのフェンスの設定で、材の角をフェンスにつけて4回切込みを入れました。 材を削るのは自動かんなを使ってもいいですが、バンドソーとフェンスを使ったほうが簡単です。 |
![]() | この様な感じで削ります。 |
![]() | 材を入れたところ。角材がピタリと丸穴に入っています。 ビットの出し具合はけっこう微妙です。削ってちょうど出口の10mmの穴にぴったりの径になる様にビットの出し具合を調整します。これはカットアンドトライです。目安として入り口の穴から見てビットの先がほんの少し見えるぐらいのところがいい出し具合だと思います。 |
![]() | ドリルドライバーで材を回しながら、この様に軽く手を添えて、材をゆっくりと押し込んでゆきます。早く送ると表面がきれいに仕上がりません。 |
![]() | 丸棒完成です。表面は軽くサンドペーパーをかけるといいです。 |
![]() | このぐらいの長さの丸棒は簡単に出来ました。もっと長くても大丈夫そうです(^_^)v |