![]() | 2007年11月15日 前回作った引出し付きチェストが我が家で好評。「うちにも作って!」と妻からオーダーが入りました。置く場所が狭いので、ちょっと小さめのチェストになります。 作り方は引出し付きチェストと殆んど同じだと思うので、何か変った事があればアップしますね! 木取り、板矧ぎ終了。 しっかりと調整した手押しは大活躍してますよ!手押しをかけただけで板矧ぎも全く問題なく出来ます(^_^)v |
![]() | ホゾ穴掘り治具をさっそく使ってみますね(^_^) |
![]() | 1本だけストッパー付き鋼尺を使って墨付けします。この墨線がホゾ穴の基準になるので、ホゾの幅とぴったりになるように気をつけます。 |
![]() | ストレートビットが墨線にぴたりと合うように位置決めし、ガイドを蝶ネジで固定します。 |
![]() | 1本掘ってみて、ぴたりと合わないときはガイドの位置を微調整します。 手前左の蝶ネジだけ緩めず、他の3本は緩めます。手前のガイドの右側をほんのわずか前後させ、位置を微調整。これに合わせて向こう側のガイドも固定すれば、0.1mm以下の精度で微調整できます。 写真は撮影用に大げさに手前にずらしてます。 |
![]() | 2本目からはこの様に長手方向の位置のみ墨付けします。 |
![]() | この様に基準面を手前にそろえて全て並べておき、まずは5mm深さのホゾ穴を全て掘り、次に10mmにビットの出を調整して掘ると効率的に掘れます。 ビットの刃がガイドで隠れているので、全く危険は感じません。掘っている時もガイドで材を挟み込んでいるのでトリマーが暴れることがなく、安全に掘れました。 |
![]() | 反対側を掘るときも基準面を手前にしてこの様に。これで組んだ時にねじれる事はまずないと思います。 |
![]() | ホゾ穴のアップ。段も付かず、きれいに掘れてますね〜〜満足! |
![]() | ホゾを入れてみました。 できればかまちを組んでしまいたかったのですが、今日は雪模様で日が暮れるとすっご〜〜く寒くなって来て、今日はここまでです。鼻水が・・・ |
![]() | 2007年11月18日 引出し受けのかまちを組みました。ホゾ穴掘り治具のおかげでねじれもなく、4枚重ねてもガタは全くありません。 |
![]() | ポケットホール治具で穴開け。ポケットホール治具の左右に合板を貼り付け、端から15mmぐらいの場所に穴が開く様にしました。 |
![]() | 2007年11月24日 昨日はいきなりの大雪で、雪かきや冬支度で大忙し(汗)。 まとまった木工の時間は取れなかったので、この機会に作業台の天板を削り直しました。 皆さんは手カンナでまっ平らに仕上げていますが、私は手抜き。天板を外して自動カンナで削り直しただけ。それでも作業台はぴっかぴかになりました(^_^)v ついでに作業台クランプ用の穴も開け直して、気分も新たに木工に励めます! |
![]() | ここからが今日の作業。 引出し受けのかまちをポケットホールで固定します。ポケットホールはビス留めする時にずれやすいので、端材をクランプで固定して、ガイドにしました。これならぴたりと狙った所に取付けられます(^_^)v |
![]() | ガイドに押し付けながらビス留めして行きます。 |
![]() | 全てビス留め終了。 |
![]() | 本体完成。 特に矯正しなくても矩はほぼ出ていました。 次は引出しを作ります。 |
![]() | 引出し4段分の木取りと板矧ぎで午後一杯かかりました(汗) 板矧ぎはクランプ総動員ですが、まだ半分残ってます。そんなに長くなくていいですが、板矧ぎ用のクランプがもう少しほしいところですねぇ・・・ 残りは明日。 |
![]() | 2007年11月28日 夕方少しだけ時間が出来たので、引出しの続きをやりました。ホゾ切りです。 ホゾ穴掘り治具のフェンスをもうひとつ作りました。 |
![]() | 取付けて19mmビットで10mmぐらい削ったら準備完了。(上の写真は削った後の写真です) これでホゾを切ります。 |
![]() | 今回は長さ7mmのホゾにします。端材でテストカットをして、ピタリ7mmになる様にフェンスを調整します。 片方のネジだけを緩めてフェンスをずらすと微調整できます。 |
![]() | 調整終了。 |
![]() | 材の端から7mm弱の所にカッターで切れ込みを入れます。これでささくれは出ず、そのまま使えますよ〜〜! 木端も同じように。 |
![]() | さてさて、ホゾ切りです。 材の切れ端を当て板にして向こう側のむしれを防ぎます。 フェンスがしっかりと位置決めしてくれるので、ぶれる事もなく、安全にホゾが切れました。ホゾの長さもピタリ7mmです(^_^) 今回は6mm厚の片胴付きホゾにしたので、削るのは9mmぐらい。2回に分けて削りました。2回目は微調整して6mmのホゾ穴にピタリと収まる厚さにしました。 |
![]() | ホゾの先は角を落としておくと入りやすいです。 写真の材の向こう側に養生テープが貼ってあるのが写ってしまいましたねぇ・・・ 当て板がしっかりと押し付けられていなくって、むしれてしまったのでした(汗)ボンドで接着中です。 |
![]() | 次はホゾ穴。ホゾ穴もホゾ穴掘り治具で掘ります。 フェンス、材と同じ厚さの板、端材の当て板と重ね、ビットを端材の当て板に押し付けてフェンスを固定します。これで、フェンスの位置決めが簡単に出来ます。 写真は下からフェンス、材と同じ厚さの板、端材の当て板です。ビットは6mmのスパイラルビット。 |
![]() | とりあえず端材にホゾ穴を掘ってみました。 |
![]() | ちょっとホゾ側の材が出ているので、微調整の必要ありですね。でも、一度でこれだけフェンスの位置決めが出来るので大満足です。 日が暮れると寒さがしみてきました。今日はこれまでです。実際のホゾ穴掘りは次回に! |
![]() | 2007年12月03日 今日、明日と連休です。引き出しの続きを。 この前だいたい位置決めしたホゾ穴掘り治具のフェンスを微調整してホゾ穴を掘りました。向こう側にはむしれ防止の当て板を当てます。 |
![]() | 底板は4mmのシナベニヤ。底板を入れるホゾ穴を掘ります。4.3mmのスパイラルビットで。深さは5mm。 |
![]() | 仮に組んでみました。なかなかいい塩梅です。 後ろ板を前板より1mm狭くしました。これで引出しを入れるときは少しガタがあり、押し込むとちょうどいい感じに納まります。 |
![]() | 後ろ板は底板をスライドして入れられる様な高さにしました。これで底板は現物合わせであとから作れます。 手前が後ろ板、右が側板。 |
![]() | 前板の底も写真の様に1mmぐらい側板から引っ込むようにしました。これで引出しを押し込んだ時に前板が引っかかってガタが出る事はありません。 最初は前板と側板を同じ高さに作り、どちらにも同じ位置に底板用のホゾ穴を掘ります。そのあと前板の下側を1mmぐらい削ると底板のホゾ穴もぴたりと合います。 |
![]() | 底板を入れて引出し完了。 まだ雪が積もっていないのですが、気温は低めです。こんな日は底冷えして寒いんですよねぇ・・・ ランタン暖房の威力も及ばず、日が暮れるとしんしんと寒さがしみてきました。残念ながら今日はこれまで。 今日で引出しは4つとも完成したので、明日は飾り前板と天板を作ります。完成までもう少しです〜〜! |
![]() | 2007年12月04日 今日は真冬日。この時期にしては気温はかなり低め。雪が積もっていないので、特別寒く感じます。寒さにもめげず、昨日の続きを。 で、いきなり飾り前板の取付けです。 正しくは下から積み上げていくのでしょうが、最後の微調整をするのに一番下の飾り板(袴と言うのでしょうか?)の下を削るのが簡単なので、今回は上の飾り前板から取付けました。 鋼尺がちょうど1mmでスペーサーに打って付けです。鋼尺を挟んで飾り前板の位置決め。(写真は上から2段目の飾り前板をビス留めした後に撮影。ビス留め前は手が足りずに撮影付加でした(汗)) |
![]() | 飾り前板がずれない様にして引出しを後ろからそ〜っと押し出し、クランプで固定。引出しの内側からビス4本で固定します。 |
![]() | 飾り前板の高さは1mmの隙間もあらかじめ計算して切り出していますが、どうしても最後は微調整が必要です。一番下の飾り板の下を切って微調整です。 |
![]() | さて、ここでちょっと困ってしまいました。一番下の飾り板を位置決めした後に裏からビスで固定するのですが、裏返すまでに飾り板がずれてしまいます(汗) いろいろ考えた末に、瞬間接着剤で仮に固定しました。けっこうしっかり固定できました。これはいろんな場面で使えそう。 |
![]() | つまみを黄金比率の位置に取付けて完成!仕上がりは今まででいちばんきれいに出来ました。 おばあちゃんのリクエストで作りましたが、大喜びしてくれて、私も大満足! |
![]() | いつもの様に引出しを出してみました。 |