chest801.jpg(25431 byte)2015年7月28日

以前作った3段チェストと同じデザインで引出し4段のチェストを頼まれました。
おばあちゃんの仏壇が完成して燃え尽きていましたが、エンジンかけて張り切って作りますよ!

図面。クリックで大きくなります。
chest802.jpg(56202 byte)引出しの受け桟の部材はバンドソーで切り出します。
chest803.jpg(57594 byte)荒木取り後、手押し、自動カンナで木作り。
chest804.jpg(49990 byte)荒木取り終了。
地味な作業の一日でした。
chest805.jpg(59867 byte)2015年8月2日

なかなか時間が取れませんが、地味な作業の続きを。

手押しでは矧面の直線が出せなかったので、パターンビットでひと削り。
chest806.jpg(54358 byte)当て板を当てて板矧ぎ。
側板、天板、底板と4枚作りました。
chest807.jpg(47292 byte)2015年8月4日

今日も夕方1時間ぐらい木工。

目違いを河怡(かわよし)で払い、全体的に軽くカンナがけ。
chest808.jpg(59668 byte)オービタルサンダーでサンディング。

最高気温が32℃近くまで上がりました。汗をかきながらの作業でバテバテです。ビールが美味いぞ!
chest809.jpg(55100 byte)2015年8月10日

材の長さを決めます。
曲尺で直角に墨線を引き、直線切り治具でカット。
chest810.jpg(52419 byte)木取り終了。

これで地味な工程は終了。次からは楽しい作業です(^_^)
chest811.jpg(55789 byte)引出し受けの摺り桟にホゾを作ります。
ホゾの長さは20mm。自作罫引きで罫書きます。
chest812.jpg(51026 byte)ホゾ穴掘り治具をフェンスにして両面削ります。
ホゾの厚さは適当に。今回は9mmぐらい。
chest813.jpg(48836 byte)肩口は直角の出た端材をガイドにして削ります。
chest814.jpg(39927 byte)まずまずの仕上がり。
chest815.jpg(45097 byte)今日の成果。部材が多く、時間がかかりました。
chest816.jpg(55222 byte)2015年8月14日

北海道の夏の暑さはお盆まで。昼間はまだ暑いですが、朝夕はすっかり涼しくなり、過ごしやすくなって来ました。精力的に木工を。

引出し受けの桟にホゾを作りました。長さは10mm。10mm専用のホゾ穴掘り治具で。
厚さも10mm。ホゾ厚み決め治具で厚さをチェックしました。
chest817.jpg(55321 byte)次はホゾ穴。鋼尺で墨付けします。
chest818.jpg(51616 byte)ホゾ穴掘り治具をセット。
6mmのエンドミルで材をひっくり返して2回掘り、厚さ9mmのホゾがピタリと入る様に調整しました。
chest819.jpg(55964 byte)ホゾ穴量産中。
chest820.jpg(57739 byte)ホゾ穴の角をノミで整えて完成。

最初は調子良かったのですが、部材の数が多いので途中でノミが切れなくなって来ました。最後は腕の力で無理やり削る感じ。腕が疲れました(汗)
横着せずに途中でノミを砥げば良かったです。
chest821.jpg(47995 byte)ピッタリです!
材を水挽きして本日はここまで。いい1日でした。
chest822.jpg(48397 byte)2015年8月16日

前回水引きした材をサンディング後、側板にホゾ穴掘り。
10mmストレートビットと、直線切り治具、十字型ストップ治具で。
chest823.jpg(46721 byte)ホゾ穴掘り終了。本日ここまでです。

次はホゾ穴の角をノミでさらいますが、前回の作業でノミが切れなくなっているので、その前にノミ砥ぎだなぁ・・・
chest824.jpg(55218 byte)2015年8月19日

前回に続き、調子良くサクサク作りますよ!

桟を組みます。
板組みの側板にかまち組みの桟を付けるので、側板の伸縮を考慮する必要があります。
手前の桟はボンドで固定しますが、向こう側の桟は差し込んだだけで動ける様にしました。
chest825.jpg(61371 byte)・・・と、ここで設計ミス発覚。
全被せの引出しにしたのですが、インセットで図面を引いてしまっていました(汗)
急遽、側板、棚板、引き出し受けの桟の幅を前板1枚分短くする事に。

側板、棚板は幅を詰めて矧ぎ直し。
桟は組んでしまっているので、摺り桟を前板1枚分短くして、こんな状態でホゾを作り直しました。

今日は一日中こんな事をやっていました(汗)
chest826.jpg(39925 byte)どうにかリカバー出来たので、仮組みしてみました。
chest827.jpg(30537 byte)摺り桟の後ろ側は3mmぐらい開いています。側板の伸縮をここで吸収します。
chest828.jpg(62946 byte)2015年8月25日

側板に足を作ります。
墨線の1〜2mmぐらい外側をジグソーで切断。
chest829.jpg(58059 byte)19mmのストレートビットと直線切り治具で仕上げ。
chest830.jpg(39980 byte)いいんでない〜〜!
chest831.jpg(58998 byte)今日のハイライト、組立てです。

ポニークランプで締め付けますが、連結して長くしたので3組しかありません。荷締めベルトも使い、どうにか締め付けました。
予めリハーサルしたのですが、本番は焦ります(汗)。手際良く行きませんね・・・

やはりポニークランプで締め付けるのがベストですね。900mmを締められる様に長さ1200mmぐらいの水道管を10本ぐらい買うと良さそうです。ちょっと考えます。
chest832.jpg(54374 byte)2015年8月30日

もうすぐ8月も終わってしまいますね。空にはうろこ雲。風はすっかり涼しくなり、秋の気配です。

仕上げのサンディング後、塗装。いつものオスモ、ノーマルクリアで。
chest833.jpg(10928 byte)2015年9月6日

本体はほぼ完成したので引出しを作ります。

図面。クリックで大きくなります。
chest834.jpg(59703 byte)1×6を荒木取り。
chest835.jpg(63197 byte)手押し、自動カンナで厚みを揃えた後、矧面を手押しで削りました。うまく直線が出ていない材はパターンビットと、パターンビット用直線切り治具で削りました。
chest836.jpg(56595 byte)3枚を板矧ぎ。
最近は必ず当て板をする様にしています。
chest837.jpg(63126 byte)4組板矧ぎ終了。
本日これまでです。
chest838.jpg(56358 byte)2015年9月22日

引出しの本木取り。
自動カンナで15mm厚にし、丸ノコで長さを決めた後、幅を仕上がり寸法プラス1mmぐらいにカット。トリマーで最終的な幅決めをしました。
作ったばかりのC型クランプが大活躍。よく締まり、なかなかいい塩梅です。
chest839.jpg(46078 byte)引出し4杯分の本木取り終了。
chest840.jpg(49636 byte)2015年9月23日

シルバーウイークの最終日、北海道は秋晴れ。気持ちのいい日差しです。畑仕事を片付け、昨日の続きを。

引出しのホゾ作り。10mmホゾ作り専用ホゾ穴掘り治具で。向こう側にはむしれ防止の当て板を当てています。
chest841.jpg(46143 byte)肩口はバンドソーで切り落とします。
フェンスとストッパーを使って位置決めしてワンカット。
chest842.jpg(55250 byte)フェンスで位置決めし、材を横にして切り落とします。
chest843.jpg(39137 byte)ノミで削って仕上げ。綺麗に仕上がりました。
chest844.jpg(49221 byte)ホゾ穴掘り治具をフェンスにしてホゾ穴掘り。6mmのエンドミルで。
ホゾ穴の角はノミで仕上げました。
chest845.jpg(46129 byte)今日はこれまで。
仮に組んでみました。いいんでない。

秋の日差し直撃でスチール物置の工房はどんどん温度上昇し、天井の温度計は42℃。もうふらふらです。ビールが美味いぞ!
chest846.jpg(64710 byte)2015年9月26日

引出しの底板を入れる溝を掘ります。前板、側板に6mmのエンドミルで。
chest847.jpg(56386 byte)前板の底を手押しカンナでひと削り。これで組み立てた時に前板の底が引っかかることがなくなります。
chest848.jpg(64991 byte)水引きしてサンダーがけ。#180、#240と番手を上げました。
chest849.jpg(51622 byte)2015年9月30日

今日で9月も終わり。寒さが増し、秋がぐっと深まって来ました。

引出しを組立てます。
クランプで一度締め付け、矩を確認したらクランプを外し、そのまま乾燥させました。
chest850.jpg(58505 byte)4杯組立て終了。
chest851.jpg(36416 byte)2015年10月16日

前回の更新からかなり経ってしまいましたが、活動していましたよ。飾り前板の木取りをしていました。

木取りが終了したので、飾り前板に引き手を付けます。引き手用のテンプレート登場。
chest852.jpg(31794 byte)テンプレートで墨付けし、両端に穴あけ。
chest853.jpg(48815 byte)ジグソーで切り抜きます。
この前作ったC型クランプが使いやすいです。
chest854.jpg(34994 byte)フラッシュトリマービットで習い加工して仕上げます。

ここで大失敗。右は成功しましたが、左はテンプレートを付けずに削ってしまいガタガタに。
最近、この手のうっかりミスが多いです。気をつけねば・・・
これ以上続けると傷口を広げてしまいそうだったので、今日はこれまで。次回は失敗した部分を切り取って板矧ぎし直します。

引出し引き手の詳しい作り方は引出し引き手にまとめてあるので、こちらをご覧下さい。
chest855.jpg(39170 byte)2015年10月21日

前回の失敗を踏まえ、引き手作りは無事成功。
飾り前板の四辺を10mmRの丸面ビットで面取り。ちょっと浅めにしました。
chest856.jpg(38331 byte)仮に乗せてみました。いい感じです。
飾り前板を水引きして本日終了です。
chest857.jpg(47638 byte)2015年10月28日

かれこれ3ヵ月も作業していますが、今日で完成させますよ!

天板を取付け。
インパクトドライバーが入らないので、ラチェットドライバーが活躍。
chest858.jpg(73065 byte)飾り前板取付けのスペーサーはトランプで。
4枚でちょうど1mmになるので、4枚を瞬間接着剤で貼り付けました。
chest859.jpg(42957 byte)これを両面テープで天板に貼り付け。

引出しの前板には予めコーススレッドをねじ込み、先端をほんの少しだけ飛び出させてあります。
chest860.jpg(52912 byte)飾り前板をトランプに押し付け、左右の位置を合わせたら引出しを押し付けます。
ほんの少し飛び出したコーススレッドがしっかりと刺さり、ずれません。
そのままクランプで固定。コーススレッドを締め付けました。

底板を入れていないので、下から手を入れる事が出来てすごくやりやすかったです。
chest861.jpg(39920 byte)同じ手順で下の飾り前板を取付けて行きます。
chest862.jpg(33356 byte)引出しの底板を入れます。
chest863.jpg(34208 byte)背板を付けて完成!
いい表情です。
chest864.jpg(36455 byte)引出しを出してみました。